ラベル 紙本 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 紙本 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2013年10月6日日曜日

2013年10月5日土曜日

秋 深し


立て 4尺1寸5分 幅 1尺9寸5分
押し風帯 柱7分
画 梨句

秋空に深さしみじみ 人遠し

2013年9月30日月曜日


立て 4尺6寸5分 幅 1尺9寸5分

西村欣魚

2013年9月17日火曜日

春望



書 劉清源


http://www.tansou.com/waka_tanka/kobetu_no_uta/syunbou.html


【作者】 杜甫(712~770)盛唐の詩人。李白とともに唐代最高の詩人。湖北省襄陽県の人であるが、洛陽に近い河南省鞏県で生まれた。三十五歳ごろまで、呉、越、斉、趙の間を遊歴、この間に李白、高適と交わり、詩を賦したりしている。役人として職に就いたり、解かれたり、左遷されたり、又、戦争に巻き込まれたりもした。760年、剣南節度使の厳武に見出され、四川省成都の郊外に草堂を建てて住んだ。この時期は、杜甫の一生の内で比較的平穏な時期であった。765年厳武が死に、蜀の地が乱れた為、又、貧と病に苦しみながら、四川、湖北、湖南の地を流浪し、770年湖南省耒陽県で不遇のうちに生涯を終えた。 


春望    杜甫 作          

Guó pò shānhé zài       
国破山河在     
  
Chéng chūn cǎomù shēn           
城春草木深     
 
Gǎn shí huā jiànlèi          
感時花濺涙     
 
Hèn bié niǎo jīng xīn          
恨別鳥驚心     
 
 Fēnghuǒ lián sān yuè             
烽火連三月     
 
Jiā shū dǐ wàn jīn          
家書抵萬金    
  
Báitóu sāogèng duǎn          
白頭掻更短    
    
Húnyù bùshèng zān           
渾欲不勝簪     


国破れて山河在り
城春にして草木深し
時に感じては花にも涙を濺ぎ
別れを恨んでは鳥にも心を驚かす
烽火三月に連なり
家書萬金に抵る
白頭掻かけば更に短く
渾べて簪に勝えざらんと欲す

【解説】 長安の荒廃した様を見てうたったもの。757年、作者46歳、長安での作。詩の前半は眼前の景を見て、変化する人の世と、変わらない自然とを対比させて感慨にふける。後半は国を憂い妻子を思い、心労によって急激に衰えた身を嘆くことをもって結ぶ。【通訳】 国都長安は戦乱のために破壊されてしまったが、自然の山や河は昔どおりに残っている。この城内は春になっても、草木が深く生い茂っているのみで、人陰すら見えない。自分はこのいたましい時世に感じて、平和な春ならば花を見て楽しいはずなのに、かえって花を見ては涙をはらはらと流してしまう。家族との別れを恨み悲しんで、心を慰むべきはずの鳥にも心を驚かされる。戦火は三ヶ月もの長い間続き、家族からの手紙もなかなか来ないので、万金にも相当するほど貴重に思われる。自分の白髪頭をかくと、心労のために髪の毛も短くなってしまい、役人が頭につける冠をとめるかんざしも挿せないほどになってしまった。

2013年9月11日水曜日

寒梅 3




寒梅  新島 襄
    
ting shang yi han mei
庭 上 一 寒 梅

xiao qin feng xue kai
笑 侵 风 雪 开

bu zheng you bu li
不 争 又 不 力

zi zhan bai hua kui
自 占 百 花 魁



書  劉清源   篆書


[開く]

庭上の一寒梅笑って風雪を侵(おか)し開く

争わずまた力(つと)めず

自ずと百花(ひゃっか)の魁(さきがけ)を占(し)む


[口語に訳]

庭先に一本の寒梅がある、

楽しむように風雪を苦にもせず花を咲かせている

争いもせず、力みもしないが、

寒梅は自然にあまたの花の先達になっている。

春夜詩 2





書 劉清源
 「春夜詩」 北宋蘇軾(蘇東坡)

chunxiao yike zhi qianjin
春宵一刻値千金  

hua you qingxiang yue you yin
花有淸香月有陰  

ge guan loutai sheng xixi
歌管樓臺聲細細  

qiuqian yuanluo ye chenchen
鞦韆院落夜沈沈  

歌管=演奏の歌
楼台=高殿。
鞦韆=(女性が遊ぶための)ブランコ。
院落=中庭。

[開く]
春宵 一刻 値千金      しゅんしょう いっこく あたい せんきん
花有淸香      月有陰       はなにせいこう あり つきに かげあり 
歌管 樓臺 聲細細     かかん ろうだい こえ さいさい
鞦韆 院落 夜沈沈          しゅうせん いんらく よる ちんちん


[口語訳]
春の宵は、何とすばらしく値いがあることか。 
花には清い香り、月には影がかかり 
高殿から聞こえていた音曲 語らいの声は消えぼそって
中庭の鞦韆だけが残り 春の夜はますます更けていく

2013年9月10日火曜日

32 菊


立て 6尺2寸5分 幅 1尺4寸
押し風帯
画 大隅紅花

2013年9月8日日曜日

2013年8月17日土曜日

2013年8月11日日曜日

2013年7月31日水曜日

2013年7月24日水曜日

夏日題悟空上人院





































大幅
立て 分 幅 

書 劉清源

晩唐杜荀鶴 詩


夏日題悟空上人院 


Sānfú bìmén pī yī nà 
三伏閉門披一衲 

Jiān wú sōngzhú yīn fáng láng 
兼無松竹蔭房廊 

Ān chán bù bìxū shānshuǐ 
安禅不必須山水 

Mièquè xīntóu huǒ yì liáng
滅却心頭火亦涼 


[ 開く ]

夏日 悟空上人の院に題す

三伏(さんぷく)門を閉ざして一衲(いちのう)を披(かむ)る
松竹の房廊(ぼうろう)を蔭(おお)うに兼ねるは無し
禅に安ずれば必ずしも山水を須(もち)いず
心頭を滅却すれば火も亦(また)涼し

[ 口語訳 ]

盛夏にあっても門を閉ざし衣を身に着ける
厳しい夏の日射しを遮る木陰に代わるものはない
しかし禅に身を任すならば涼を求める必要はない
禅道の境位にあれば火もまた涼しい

2013年7月21日日曜日

2 杞久の花

             
             立て 6尺7寸5分 幅 1尺8寸
大隅紅花

2013年7月4日木曜日

河童

立て 6尺2寸5分 幅 1尺4寸
茶掛 押し風袋

今井玄花

2013年6月26日水曜日

2013年6月17日月曜日

妹に逢はず 久しくなりぬ 饒石川


立て 4尺1寸5分 幅 2尺4寸

画  今井玄花

詞書き 向永梢雨





万葉集 巻十七(4028) 
大伴家持(718年?‐785年)
鳳至郡(ふげしのこほり)饒石川(にぎしがは)を渡りし時作れる歌一首

妹に逢はず 久しくなりぬ 饒石川 清き瀬ごとに 水占延へてな

いもにあはず ひさしくなりぬ にぎしがは  きよきせごとに みなうらはへてな
【万葉仮名表記】
伊母尓安波受 比左思久奈里奴 尓藝之河波 伎欲吉瀬其登尓 美奈宇良波倍弖奈
                                                占い随想

2013年6月6日木曜日

半夜 良寛 詩 

立て 4尺5寸 幅 3尺4寸 (大幅)
劉清源



húishǒu wǔ shí yǒu yú nián
回首五十有餘年

rénjiàn shìfēi yī mèng zhōng
人間是非一夢中

shānfáng wǔyuè huáng méi yǔ
山房五月黄梅雨

bànyè xiāo xiāo sǎ xū chuāng
半夜蕭蕭灑虚窗

[開く]
首を回らせば五十有餘年
人間の是非一夢の中

山房五月の黄梅の雨

半夜蕭蕭として虚窗に灑ぐ


[口語訳]
思いかえせば五十余年の月日
浮き世の沙汰も夢のうち
山房には梅雨の雨が
夜更けに しとしとと窓に降りそそいでいる



2013年6月4日火曜日

30 姫百合

立て 4尺1寸5分 幅 7寸5分


日本画家 大隅紅花(おおすみこうか)


2013年5月26日日曜日