2013年1月17日木曜日

青山一髮是中原


詩 澄邁驛通潮閣二首 其ニ蘇軾 (そしょく、1036 - 1101) 
書 劉清源

yu sheng yu lao hainancun
餘生欲老海南村

di qian wuyang zhao wo hun
帝遣巫陽招我魂

yao yao tian di gu mei chu
杳杳天低鶻沒處

qingshan yi fa shi zhongyuan
青山一髮是中原


[開く] 
余生 老いんと欲す 海南の村

帝は巫陽(ふよう)をして我が魂(こん)を招かしむ

杳杳(ようよう)として天低(た)れ 鶻(こつ)没する処(ところ)

青山(せいざん)一髪(いっぱつ) 是(そ)れ中原(ちゅうげん)


[口語訳]
海南島のこの村で残りの人生を送ろうと決めていたが

占術者の言葉で帝は私を許すと決められ帰ることになった

遥か彼方空が地を覆い鳥が消え去るその地

高い山が髪の毛一筋に見える処そこが我が故郷中原である



1 件のコメント:

  1. 見切り表具
    表装形式としては裱褙(ひょうほ 仏式表装に用いる)につぎ格式のある形式とされている
    江戸時代に流行ったといわれている

    返信削除