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2013年10月6日日曜日

2013年9月11日水曜日

春夜詩 2





書 劉清源
 「春夜詩」 北宋蘇軾(蘇東坡)

chunxiao yike zhi qianjin
春宵一刻値千金  

hua you qingxiang yue you yin
花有淸香月有陰  

ge guan loutai sheng xixi
歌管樓臺聲細細  

qiuqian yuanluo ye chenchen
鞦韆院落夜沈沈  

歌管=演奏の歌
楼台=高殿。
鞦韆=(女性が遊ぶための)ブランコ。
院落=中庭。

[開く]
春宵 一刻 値千金      しゅんしょう いっこく あたい せんきん
花有淸香      月有陰       はなにせいこう あり つきに かげあり 
歌管 樓臺 聲細細     かかん ろうだい こえ さいさい
鞦韆 院落 夜沈沈          しゅうせん いんらく よる ちんちん


[口語訳]
春の宵は、何とすばらしく値いがあることか。 
花には清い香り、月には影がかかり 
高殿から聞こえていた音曲 語らいの声は消えぼそって
中庭の鞦韆だけが残り 春の夜はますます更けていく

2013年8月11日日曜日

2013年7月31日水曜日

2013年7月24日水曜日

夏日題悟空上人院





































大幅
立て 分 幅 

書 劉清源

晩唐杜荀鶴 詩


夏日題悟空上人院 


Sānfú bìmén pī yī nà 
三伏閉門披一衲 

Jiān wú sōngzhú yīn fáng láng 
兼無松竹蔭房廊 

Ān chán bù bìxū shānshuǐ 
安禅不必須山水 

Mièquè xīntóu huǒ yì liáng
滅却心頭火亦涼 


[ 開く ]

夏日 悟空上人の院に題す

三伏(さんぷく)門を閉ざして一衲(いちのう)を披(かむ)る
松竹の房廊(ぼうろう)を蔭(おお)うに兼ねるは無し
禅に安ずれば必ずしも山水を須(もち)いず
心頭を滅却すれば火も亦(また)涼し

[ 口語訳 ]

盛夏にあっても門を閉ざし衣を身に着ける
厳しい夏の日射しを遮る木陰に代わるものはない
しかし禅に身を任すならば涼を求める必要はない
禅道の境位にあれば火もまた涼しい

2013年6月20日木曜日

鳥総立て



立て 4尺1寸5分 幅 2尺4寸

画           今井玄花
詞書き  向永梢雨




天平20年春,作者:大伴家持,能登,富山,部内巡航,旋頭歌
[題詞]能登郡従香嶋津發船射熊来村徃時作歌二首


鳥総立て 船木伐るといふ 能登の島山 今日見れば 木立繁しも 幾代神びぞ 

とぶさたて ふなききるといふ のとのしまやま けふみれば こだちしげしも いくよかむびぞ



鳥総を立て神に捧げて 船木を伐り出すという能登の島の山は
今見れば 木々がうっそうと繁り幾代の長いときを経てきたことか 


「鳥総立て」は、「鳥総」は枝葉がついたままの梢の部分で、舟を作るために伐採した木の切り株に、その木の葉の茂った枝を差し込むことを言った。
「言葉の再生を願う」意がある。神事

2013年6月17日月曜日

妹に逢はず 久しくなりぬ 饒石川


立て 4尺1寸5分 幅 2尺4寸

画  今井玄花

詞書き 向永梢雨





万葉集 巻十七(4028) 
大伴家持(718年?‐785年)
鳳至郡(ふげしのこほり)饒石川(にぎしがは)を渡りし時作れる歌一首

妹に逢はず 久しくなりぬ 饒石川 清き瀬ごとに 水占延へてな

いもにあはず ひさしくなりぬ にぎしがは  きよきせごとに みなうらはへてな
【万葉仮名表記】
伊母尓安波受 比左思久奈里奴 尓藝之河波 伎欲吉瀬其登尓 美奈宇良波倍弖奈
                                                占い随想

2013年6月15日土曜日

55 游鯉

立て 4尺7寸 幅 2尺4寸

 
飯島柳三郎
明治41年生まれ 茨城県出身。
郷倉千靱氏に師事
日本美術院所属




2013年6月9日日曜日

2013年6月6日木曜日

半夜 良寛 詩 

立て 4尺5寸 幅 3尺4寸 (大幅)
劉清源



húishǒu wǔ shí yǒu yú nián
回首五十有餘年

rénjiàn shìfēi yī mèng zhōng
人間是非一夢中

shānfáng wǔyuè huáng méi yǔ
山房五月黄梅雨

bànyè xiāo xiāo sǎ xū chuāng
半夜蕭蕭灑虚窗

[開く]
首を回らせば五十有餘年
人間の是非一夢の中

山房五月の黄梅の雨

半夜蕭蕭として虚窗に灑ぐ


[口語訳]
思いかえせば五十余年の月日
浮き世の沙汰も夢のうち
山房には梅雨の雨が
夜更けに しとしとと窓に降りそそいでいる



2013年5月26日日曜日

2013年4月19日金曜日

238 牡丹

立て  4尺6寸  幅 2尺4寸
橋口幾三郎





表装としては
一文字が 幾分くどいか

2013年4月9日火曜日

106 山容


立て 4尺6寸5分  幅 2尺4寸5分

斎内 一秀
明治四十三年東京生まれ。
山元春挙・山口華楊に師事する。日展・文展入選多数。
京都市

2013年3月28日木曜日

2013年2月24日日曜日

椿に小禽


画 久保吉郎
立2尺5寸5分 幅4尺7寸

くぼ きちろう■
1942
年、京都府生まれ。日展会友。東丘社会員。京都日本画家協会会員。堂本印象に師事。
日展入選15回。日春展入選22回。 甦る屏風展出品。個展20回。

2013年2月15日金曜日