大幅
立て 4尺4寸5分 幅 3尺8寸5分
書 劉清源
晩唐・杜荀鶴 詩
夏日題悟空上人院
Sānfú bìmén pī yī nà
三伏閉門披一衲
Jiān wú sōngzhú yīn fáng láng
兼無松竹蔭房廊
Ān chán bù bìxū shānshuǐ
安禅不必須山水
Mièquè xīntóu huǒ yì liáng
滅却心頭火亦涼
[ 開く ]
夏日 悟空上人の院に題す
三伏(さんぷく)門を閉ざして一衲(いちのう)を披(かむ)る
松竹の房廊(ぼうろう)を蔭(おお)うに兼ねるは無し
禅に安ずれば必ずしも山水を須(もち)いず
心頭を滅却すれば火も亦(また)涼し
[ 口語訳 ]
盛夏にあっても門を閉ざし衣を身に着ける
厳しい夏の日射しを遮る木陰に代わるものはない
しかし禅に身を任すならば涼を求める必要はない
禅道の境位にあれば火もまた涼しい
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