2013年5月11日土曜日

柿の木のある風景

小原祥仙

1917年京都生まれ、新興美術院名誉会員、師青兆 佳作賞 大阪教育委員会賞、京都府知事賞 京都市長賞 平安桜欄会員、奨励賞 洛雅会会員
 
 洋額 捲り 絹本 尺五





2013年5月9日木曜日

今日二年九月盡


書 劉清源

菅原道真『菅家後集』512

jinri er nian jiu yue jin
今日二年九月盡

ci shen wushiba hui qiu
此身五十八廻秋

siliang he shi zhong ting li
思量何事中庭立

huang ju can hua bai fa tou
黄菊残花白髪頭

[開く]
今日(こんじつ)二年九月尽(じん)
此(こ)の身(み) 五十八廻(かい)の秋
何事を思い量(はか)りて中庭に立つか
黄菊(きぎく)残花(ざんか) 白髪の頭(こうべ)

[口語訳]
今日は (延喜)二年の九月末
私は 五十八回目の秋を迎える
何ごとに思いをめぐらせ庭に立つのか
黄菊の花の残りと白髪の私